Switch版「ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション」のメインストーリーをクリアした話。
このゲームに手を出したのは「オープンワールドのゲームがしたい」と思って探していた時に、色々なサイトで高評価が多めだったからという単純な理由からです。
それでも人によって好みに合う・合わないがあるので、そこそこのお値段のおかげで貧乏性な私は買う前にかなりドキドキしました。
結局メインストーリー(サブクエ消化含む)だけで150時間ほど遊べた上に、DLCが2つも残っていてまだまだ遊べるので安心している。お財布に優しいね!
そもそもSwitchで「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」で初めてオープンワールド系ゲームをプレイして以来、「オープンワールド面白い!駆け回るの楽しい!もっと走り回りたい!!!」となったわけで、新しい世界に足を突っ込ませてくれたブレワイありがとう!と感謝の気持ちでいっぱいです(続編も楽しみですね)
さてウィッチャー3の話に戻ります。
ウィッチャー3はタイトル通り3作目ですが、1, 2をプレイしていないどころか、原作もかじったことのない初見の私でも、ゲーム内の読み物やらセリフやらである程度は「こういうことがあったんだ〜」という大筋の把握はできました。
とはいえ、原作・過去作を知っていれば…というシーンが何度も出てくるのはシリーズ物あるあるなので、細かく知りたかったらやはり原作に手を出すべきなのでしょう。
原作は『The Witcher』(アンドレイ・サプコフスキ著)で日本語訳版も出ています。さらにNetflixでドラマもやっているようです。
このゲームでは主人公「ゲラルト」を操作し、広大なマップを駆け回り、怪物に困っている人々を助け、洞窟やら海中やらを探検してお宝探したり、素材を集めて錬金術をしてみたり、と気ままに「ウィッチャー」として生きることができます。
…と書くと、ドキドキワクワク楽しい冒険ゲームっぽいけれども、登場する人皆が善人というわけではなく、ゲラルトをどの立場に据えるかによっても善と悪の判断が揺らぎまくり、「えーい面倒だ!!全員始末する!!!!」」という非道プレイもできるゲームです。
地域によっては「ウィッチャーか、どっか行け」と冷たくあしらわれたり、唾を吐かれたりします。悲しいね。
ゲラルトの目的は「娘のシリラ(愛称:シリ)を見つけ出す」というシンプルなものですが、シリは敵に追われて身を隠しながら逃げているので、情報収集に探索などをしつつ広大な地域を探し回るわけです。
冒険中、怪物やら盗賊やらなんやら敵に遭遇しますが、基本は剣で戦います。
怪物相手とその他で使用する剣が「銀の剣」か「鋼の剣」かに分かれますが、これはゲラルトが戦闘態勢に入った時に勝手に対応する方を抜いてくれるので、迷うことはありません。
また、ウィッチャーらしく、印(いん)を使うことができます。
印とは戦闘時に役立つちょい足し魔法みたいなものです。
5種類あって、中でも「クエン」という防御効果の印は戦闘中常に張ってるくらい使用頻度が高いし、これのおかげですぐに死なずにすんだ場面が何度もあります。
ただ、そんな効果的な印がポンポコ出せていたらゲーム性が失われてしまうのでクールタイムも存在します。
「ああああああ死にたくない!!直前セーブするの忘れたから死にたくない!死なないでゲラルト!!!白狼とか呼ばれるなんか強いウィッチャーだろ!!死なないで避けて避けて避けて死にたくない!!」と焦りまくって回避が杜撰になり、クールタイムのおかげでクエン連打もできず無事死亡した思い出もあります。
(セーブはオートセーブですが、タイミングによってはそこそこ前に戻されることがあります)
あとは吹き飛ばしたり、罠張ったり、火つけたり、精神操作したり、色々できます。
洞窟の隠し部屋入るために壁を吹き飛ばしたり、会話中に自分に有利になるように精神操作したりと、活用方法は戦闘のみに留まりません。
敵キャラも色々な怪物が出てくるので、その種族に有効な印を使ったり、アイテムを使ったりとただただ攻撃ボタンを連打しているだけでは苦戦するようになっています。
個人的に一番手強かったのは、ネームドモンスターではなく、夜の森で群れている狼です。
あやつら、ちょっと見通しの悪い森で完璧な群狼戦術を決めてきます。強い。
グールとかドラウナーといった怪物も群れでいることが多いですが、見通しの良い海岸だったり、動きが分かりやすかったりで、狼ほどではなかったかな。
あと、意識していないと攻撃ボタン連打しがちな私にとって、盾持ちの兵士は厄介だった。回避って大事。
逆に、レベル的にちょっと強い敵でも、ヒットアンドアウェイ戦法を使えば、時間はかかるものの倒せるので、自分がゲーム上手くなった気がします。
ちゃんと回避できないと死ぬので、強い敵に向かうというのも練習になる。
古の記憶ですが、某狩りゲームのクック先生にタコ殴りにされてた私からしたら大きな進歩です。回避もできるようになったし、敵の行動パターンを見ることの重要性も理解した。
ストーリー中にはちょいちょいシリ編が入ります。
ゲラルトがシリの手がかりを掴むと、「シリはここでどうしたのか」という感じにシリ編が差し込まれます。
このシリの操作、爽快感があって私は好きです。
印が使えない分、なんか凄い高速移動が使えますが、大勢に囲まれた時にシャッシャってやりながら剣を振り回していくと、無双感あってよい。
ここまで良かったところ・楽しかったところ等ポジティブな感想を書いてきましたが、ちょっと不満なところもあります。
まず、操作が独特。
ここで止まろうと思って移動キー離しても、その場でピタッと止まらずちょっと進んじゃう。
これにより、その場で向きを変えるだけという操作が難しいので、物を拾ったり話しかけたりというのが慣れるまで難しい(慣れても難しい)。
人に話しかけたくて体当たりして罵倒されたり、兵士に話しかけようと歩きながらボタン連打していて、近くの物資を盗んだ扱いになり囲まれてボコボコにされたりというのを何回やったことか…
洋ゲーってみんなこのような操作感なんでしょうか。
私は今回洋ゲー初プレイなので「うわっ独特で難しい!」と感じましたが、みんなこんな感じならば、この話はなかったことにしてください。
この操作感により、海中の宝箱を開けるのが難しかった。本当に。宝箱に近づいたらボタン連打して開けてた。
運が悪いとモタモタとその場をグルグル泳ぐことになって、接近していたドラウナーやらセイレーンやらにぶん殴られます。
ミニマップで敵の表示が接近しているのを見て迎撃することも可能ですが、水中戦も慣れるまでぶん殴られまくった。
水中操作に加えて、剣が使えないので弓矢で応戦することになりますが、ゆらゆら動く敵に矢を当てるというのは、クソ雑魚エイム力の私にはなかなかの難易度だった。
スキル取れば狙いを定めている間の時間経過がゆっくりになったりもしますが、慣れるまではほんと水中こわい。
あとは、ゲラルトの膝が弱い。
ゲラルトは厳しい試練をクリアして、肉体をバキバキに鍛え上げたウィッチャー…のはずですが、異様に膝が弱いので、ちょっとの高さからジャンプすると死にます。
街中の屋根の上からジャンプした時は死ななかったのに、同じくらいの高さに見える崖(というか段差)から飛んだら死ぬのなんなん…
開放感イエーイ!ってフィールドを全力疾走してたら段差から落ちて死んだ時は唐突すぎて笑った。
怪物の攻撃で吹っ飛ばされようが、火達磨になろうが原型留めているくらい強靭な肉体なのに、膝だけは強くならなかったのはなんだかアキレウスの逸話みたいで笑えます。
そりゃあ弱点の一つや二つあるよね。
最後に、ストーリーの所々でイェネファーやトリスなど美女がいっぱい出てきてイチャイチャできます、やったね!!
ただし、Switch版は規制のせいか、セクシーロマンスシーンでも女性はなんか肌色のヌーブラみたいな何かをつけています。せっかくの綺麗なお姉さんのナイスバディなのに残念ですね。
まあ、大抵盛り上がってきたところですぐに暗転して事後になるのでヌーブラが無くてもあれでしょうが。
ここまで色々書き連ねてきましたが、ウィッチャー3は面白いゲームでした。
初めて手を出した洋ゲーでしたが、満足しています。
次はスカイリムに手を出したいところ。
↓スカイリムに手を出した話