沙汰の天秤

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日々の雑記とゲーム感想など

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Cult of the Lamb 感想

複数ハードで出ているCult of the LambのSwitch版をクリアした話。

 

何かゲームがしたいと思いニンテンドーeショップをニョロニョロ見ていたところ発見したのがこのCult of the Lambでした。
直訳すると子羊の教団。
何それ面白そうといういつもの軽いノリで概要を見ると、カルト教団の教祖様となって信者を集めてあれこれしようというイカしたゲームのようです。
こういう普通に生活してたら中々できないような体験をゲームだから気軽にできるのはいいですね。
 
ネタバレ無しで語りたいのですが、注意点としてこのゲームはコミカルなグラフィックなものの、排泄物などのスカトロジーや吐瀉、カニバリズム的な要素がありますので、文字を見るのも無理だしポップな絵柄でも苦痛というレベルの方にはおすすめできません。
苦手だけどリアルな描写じゃなければ大丈夫、という方は遊べると思います。
 
 
タイトルの通り主人公は勿論か弱き子羊。
なんかの儀式で生贄として捧げられるところから始まります。
しょんぼりしながら歩いている姿がシオシオピカチュウを思い起こさせる。
ネタバレしない程度にいきたいのでざっくりといきますが、なんやかんやあって助かる!やったー!ついでに力を使いながら教祖様やる。信者集めて力をつけたら、自分を生贄にしたやつらを駆逐してやる!絶対にだ!という感じです。
 
信者集めてなんで強くなるの?というところですが、信仰心のようなものがスキルポイントのような役割をしていて、ゲージが貯まると1個解放できるよ、というシステム。
なお、子羊教祖はどこまでいっても子羊なので、自分の強化は一切ありません。
ドロップする武器が強くなるとか、特殊な力を持つマントが解禁されるとか、信者が信仰心を生み出す効率があがるとか、そういったところ。
他にも、「長生きした人を讃えましょう」という意味の教条(その宗教の教え)をアンロックすると、信者の誰かが老人になる度に全員の信仰度があがるようになったりします。
そして、「信仰度が上がるとどうなる?」「知らんのか。信仰心が出てくる」のサイクルになります。
そう、信者達はいつのまにか教団で起こる様々なことが、全て素晴らしいものに感じるという洗脳サイクルに嵌るわけです。凄いですね、勉強になります。
 
教団はなんか広い野原に祭壇やテントを置いただけの質素な場所ですが、ダンジョンなどで設計図を入手すると、クラフトできるものが増えます。
教会やら炊事場、テントなど信者が生活するのに必要なものだったり、教祖の像を立てたり、クラフト素材を生産する採掘場などから、離反しようとしている信者を捕らえておく首枷など、教団運営に有用なものからただの飾り付けまで色々とあります。
これらは中央の広場を囲むように好みの位置に配置できます、
こういうのセンス出るよね、私は生活ゾーン、仕事ゾーン、お祈りゾーンみたいになんとなく分けるしかできなかった。
 
信者達は日中お祈りをして信仰心を生み出したり、畑作業をしたり、素材集めをしながら気ままに暮らしているのですが、やはり生命なので食事をしないと弱りますし、排泄もします。排泄物まみれで放置すると病気にもなります。
…あれ、これってたまごっちでは…?
教祖は慈悲深いので料理を用意しておいたり、せっせと掃除したりします。割と忙しい。
料理も最初は雑草料理とかベリー料理などの簡単なものしか作れませんが、ダンジョンで食材とか種を手に入れて育てると新しい料理を作れます。
あとは亡くなった信者の肉を拝借したり…
埋葬するより信者肉を利用するほうが効率がよいと思っています。闇ですね。
排泄物については肥料として畑にまいたり、これも「激マズ料理」として使用したり…
掃除用具小屋を作って信者に指示を出しておけば、見つけた排泄物は掃除しておいてくれますが、近寄ると教祖の持ち物に入ります。
勝手に掃除して消えることがないので肥料として利用するには困りません。
 
さて、ただ生きるだけでは信者は減るばかりです。
たまに信者のお願い(=時限クエスト)で「信者を引き取ってほしい」とか出ますが、突発的なクエスト頼りでは教団が大きくなりません。
そこでダンジョンに潜り、敵に捕まっている善良?な民を救い出し、教団の仲間に加える必要があります。
ついでにダンジョン内のオブジェクトはぶっ壊して木とか石とかお花などの素材を獲得できます。
ちなみにローグライクゲームのため、ダンジョンは入る度に変化しますので欲しいものが全然無いこともあります。お花…お花が欲しい…
ダンジョンは4つあり、それぞれ手前のダンジョンのボスを倒す+規定数の信者を集めることで解放されます。
(当たり前ですが、最初のダンジョンはチュートリアルですぐに入れます)
入り口には武器と呪い(魔法のようなもの)がありますが、信仰心貯めてレベルアップしていくと、ここで出てくる武器や呪いが強力になるわけです。
やはり斧とか槌は攻撃力が凄い。でも振るのが遅くて隙が出まくる。
逆に剣は癖がなくて使いやすいけども、後半は攻撃力が物足りなくなってくる、といった感じ。
武器はレベルが上がるほど、攻撃力と付加価値(毒付与とかHP回復とか)が強力になりますが、これもダンジョン入った時点でランダムなので、剣派なのに槌だった!使いこなせん!というてんやわんや感もあったりしますが、死にたくないので頑張って間合いとかスピードを確認しているうちに覚えます。
戦鎚でボッコンボッコン叩き潰すの楽しい()
ちなみに死ぬと教団に強制送還されますが、「あなたが死んで信者達はがっかりした」のようなログが出て信仰度がちょっと下がります。
信者が求めているのは最強で不死身の教祖様です。がっかりしているのはこっちだよ。
なお、ちょい下がりしても料理とか儀式で取り返せるレベルなので進行には支障ありません。大丈夫です。
 
そんなこんなで信者集めて信仰度上げて武器強くしてボスを倒す、を繰り返してラスボスへ…という感じです。
武器レベル上げなくても、「敵の行動を観察→パターン覚える→攻撃して回避」(モンハンかな?)ができれば倒せそうな雰囲気がありました。上手い人は縛りプレイとかも楽しめるのではないか。
私はひたすら信仰度で殴るプレイでしたが、逆に言えばレベル上げればバトル苦手でもどうにかなるといえます。
軽めのローグライクゲームを遊びたい方、教祖様ライフを送ってみたい方はCult of the Lambを遊んでみてください!